フランス額装 〜 押し花仕様 〜
右の押し花額で言うと、真中にある押し花ツリーと額の間のマットボード部分がフランス額装です。
この作品は、「トリプル・パス・パルトゥ」という技法で、3枚のマットボードを重ねて、作品の立体感を出しています。白い紙のマットボードを、額のサイズ・作品のサイズやイメージに合わせて、製図してからカットします。
カットしたマットに貼る色紙を、作品が引き立たつ配色を考えて選びます。
選んだ色紙をしわがよらない様に、丁寧にマットに貼ります。
たった1mmの違いで、全体のサイズが合わなくなってしまう事もあります。
押し花の性質上、フランス額装の技法をそのまま取り入れる事は困難なので、試行錯誤して押花仕様にアレンジしています。
フランス額装は、私の押し花額作品になくてはならない大切な存在です。
スポンサード リンク
■ フランス額装を施すことによる押し花へのメリットとデメリット
1〜2mm程度の厚みのマットがあると、ガラスと押し花が密着しないので、デザインに奥行きがでます。マットがあると空間ができるので、完全に空気を抜いて額装する事は出来ません。
梅雨時などは、額の中に湿気がこもる、というマイナス面もあります。
でもまた、湿度のない乾燥した日になると、額の中の湿気も乾きます。
多少のリスクはありますが、ガラスで押し花が押しつぶされることなく、わずかな隙間によって出来る「空気感」を大切に したいと思います。
■ フランス額装を施した押し花額- 押し花ブーケ額 アンティークブーケ 小さなラウンドブーケ& 額装工程
- 押し花アート額 ガーデニング
スポンサーリンク
Copyright (C) 2008 押し花イーズ All Rights Reserved.
文章・画像等すべての転載転用、商用利用を固く禁じます。
文章・画像等すべての転載転用、商用利用を固く禁じます。